テーマ討論③ 安心して“たすけて!”といえる子ども・保護者・教職員・住民の関わりあいをめざして では、 スクールソーシャルワーカーの方から「子どもの“たすけて!”をたぐっていくと、離婚・失業・単親家庭・保護者の病気などにたどり着きます。先生の“たすけて!”をたぐっていくと、不登校・勉強からの逃避・暴力・あれなどが出され、たぐっていくとやはり保護者家庭の困難にたどり着くことが多い」と報告がありました。「保護者の教育相談で語り合っていくといつの間にか相談者自身の相談になることがしばしばです」とも述べました。コーディネーターの方は「告発型ではなく“たすけて!”という声に応える取り組みから学びあおうという場になったのではないか。子どもの貧困は、親……社会の貧困。子どもの貧困をなくす運動を進めていくことと“たすけて!”を支える取り組みの両面が求められているし、その取り組みにより、支えられた人が支える側に立つことも展望できるのではないか」とまとめました。