カテゴリー別アーカイブ: 過去の合研

テーマ討論③  安心して“たすけて!”といえる子ども・保護者・教職員・住民の関わりあいをめざして

テーマ討論③  安心して“たすけて!”といえる子ども・保護者・教職員・住民の関わりあいをめざして では、 スクールソーシャルワーカーの方から「子どもの“たすけて!”をたぐっていくと、離婚・失業・単親家庭・保護者の病気などにたどり着きます。先生の“たすけて!”をたぐっていくと、不登校・勉強からの逃避・暴力・あれなどが出され、たぐっていくとやはり保護者家庭の困難にたどり着くことが多い」と報告がありました。「保護者の教育相談で語り合っていくといつの間にか相談者自身の相談になることがしばしばです」とも述べました。コーディネーターの方は「告発型ではなく“たすけて!”という声に応える取り組みから学びあおうという場になったのではないか。子どもの貧困は、親……社会の貧困。子どもの貧困をなくす運動を進めていくことと“たすけて!”を支える取り組みの両面が求められているし、その取り組みにより、支えられた人が支える側に立つことも展望できるのではないか」とまとめました。SONY DSC

テーマ討論② 「若者の進路と社会」~働く、学ぶ、つながる、生きる~

テーマ討論② 「若者の進路と社会」~働く、学ぶ、つながる、生きる~ では、中小労連・札幌地域労組の方が「ブラック企業に光を!俺たちは奴隷じゃない!立ち上がった若者たち」と題してあきらめないでたたかい、勝利した若者たちのたたかいをレポートしました。また、中学校における進路教育、保護者・学生の立場で考える若者のいまと進路について中学校の先生、また高校のPTA、学生ユニオンの方がレポートして質疑が行われました。「30歳まで生きられれば、後はどうでも」という中学生、「就活を中心とした価値観に縛られ、『良い会社に就職する』ことを至上命題に、『企業から求められる人材になる』ことを自分に課す大学生」の現状が語られる一方で、「高校で背中を押してくれた先生の存在が自分を変え、人生に道をひらいてくれた」という話もあり、あっという間の2時間半が終わりました。SONY DSC

テーマ討論① 「暮らしの中の憲法」を広げるために

テーマ討論①「暮らしの中の憲法」を広げるために では憲法の最高法規制をめぐって、「立憲主義」「理念としての憲法」など、改めて憲法とは何であるかを考えさせる議論となりました。同時に、参加者それぞれが憲法を意識して憲法と向き合い行動するようになった経緯が交流されました。平和教育への関心、生活保護受給をめぐる訴訟、知的障がいを持つ子どもたちとの日常、朝日訴訟について学んだ経験などなど大学生からの発言も含め、多様な角度から暮らしの中で憲法を意識し、正面から向き合っている実態が見えてきました。憲法の大切さを伝える難しさもあるけれども、暮らしの目線から自分の言葉で憲法の大切さを伝えていく努力を積み重ねていくことの大切さが話し合われました。 SONY DSC